地方自治体の新型コロナワクチン接種状況|動向調査(東京23区)

地方自治体の新型コロナワクチン接種状況|動向調査(東京23区)

更新

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染被害に遭われた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。

日本のワクチン接種状況について、首相官邸(新型コロナワクチンについて‐これまでのワクチン総接種回数)の発表では、2021年5月24日時点で、医療従事者等:676万8,976回、高齢者: 269万7,947回と公開されています。

東京都内では、大規模接種が同時進行で開始されるも、二重予約のトラブルによるコロナワクチン廃棄の懸念と、更には予約システムのエラー、不具合等により予約ができない、というトラブルが発生しています。

コロナワクチン接種に関する東京23区の関連記事:

大規模接種とは・・

自治体間での接種進捗の格差を解決するため、政府が設置する大規模会場での新型コロナウイルスのワクチン接種のこと。主に防衛省が、65歳以上の高齢者に対し5月24日から東京と大阪に大規模接種会場を用意し、東京会場は東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県、大阪会場は大阪、兵庫、京都の2府1県の在住者が対象。

当社RESERVA予約システムは、全国の自治体ご担当者様の負担軽減を目指し、 「新型コロナワクチン接種予約システム」を提供しております。2021年5月25日現在、62の自治体と51の医療機関で導入いただいております。

「新型コロナワクチン接種予約システム by RESERVA」特設サイトはこちら

東京都では、2021年5月26日時点で、23区全域で高齢者向けのワクチン接種が開始されており、遅くとも5月24日から実施が確認されました。本記事では各自治体のワクチン接種に関わる取り組みについて調査を継続しております。

【免責事項】
当記事に掲載されている情報の正確性については万全を期しておりますが、RESERVA Digitalは閲覧者が当記事の情報を用いて行う一切の行為について、何らの責任を負うものではありません。新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として、政府発表をご参照ください。

東京23区のコロナワクチン接種スケジュール

東京23区のコロナワクチン接種(高齢者を対象する接種)開始時期については、軒並み5月中の開始スケジュールで実施が確認されています。前回の3月末調査では、ワクチン供給量が判明するまで具体的な接種開始時期への言及は避けているところが多く、「検討中」「調整中」の文字が目立っておりました。今回の調査では「予約システム」についても23区全てで導入がなされ、ホームページ上で予約サイトの公開が確認できました。

昨今では接種実績を定期的にホームページで公開するも自治体もあり、いつ接種を受けられるか不安な住民に対して、接種状況の「見える化」が図られています。都内23区は人口も多いため各自治体ワクチン接種対処に追われ情報開示もやっと、という状況の中、区民が求める情報をいかに正確に、分かりやすく伝えるかが鍵を握ります。23区内では、SNSの活用など情報配信の方法を独自に工夫される自治体もありましたので後述して解説します。

東京オリンピックを目前に、夏前までに東京都23区自治体に求められるのは、接種スケジュールの明示、特に64歳以下(優先順位で「それ以外」に該当する一般枠)への接種計画も急がれるところです。

※2021年5月26日時点、各自治体ホームページを参考に作成

高齢者接種のスケジュールまとめ(東京都23区)

高齢者向けの接種開始時期区名
2021年4月28日 中野区(75歳以上から)
2021年5月3日 世田谷区
2021年5月6日 文京区
2021年5月11日墨田区
2021年5月11日 葛飾区
2021年5月15日 渋谷区、足立区、江戸川区
2021年5月16日 江東区
2021年5月17日 杉並区 港区、新宿区
2021年5月19日豊島区
2021年5月22日練馬区
2021年5月24日荒川区、中央区、千代田区、品川区、台東区
2021年5月25日大田区、北区
2021年5月27日板橋区
”5月上旬”の表現のまま
(接種実施は確認)
目黒区

ワクチン接種の最新情報(東京23区の自治体HP)

東京都福祉保健局の発表(新型コロナウイルスワクチンの接種について)によると、都民に対するワクチン接種の実績(医療従事者を除く)は、21万969(2021年5月21日時点)とされており、東京都の人口 1,396万236人 (参考元:東京都「「東京都の人口(推計)」の概要(令和3年1月1日時点)」)に対する接種回数を接種率と試算した場合、1.5%の接種率です。(※)
※高齢者の人口比で算出した場合でも6.5%程度(参照元:NHK特設サイト)

NHKをはじめ大手メディア各社の報道によると、日本全国の接種回数と人口から割り出した接種率は、およそ5%台としています。(2021年5月26日時点)なお、先行接種の対象であった医療従事者の2回目接種終了の割合は50%を超えていることがNHKなどの調べで分かっています。

高齢者・基礎疾患がある方、一般の住民への新型コロナワクチン接種については全国で地域格差が大きく生まれており、接種の早い自治体の例で言えば、福島県檜枝岐村では5月7日から16歳以上の村民を対象にワクチン接種を開始し、和歌山県北山村では5月15日から高校生への接種が開始するなど、幅広い世代に接種が進む自治体も出始めています。(参考元:讀賣新聞読売新聞

このほか、国産ワクチン(武田薬品工業、アンジェス、塩野義製薬、KMバイオロジクス、第一三共等)の臨床試験が進み、しかし、生産供給の道筋がはっきりとしない中、海外製のアストラゼネカ社、モデルナ社のコロンワクチンの承認が進み、安定供給に向けて政府の動向に注目が集まっています。

東京23区各自治体のコロナワクチン接種情報

東京都の各市町村のコロナワクチン接種に関する自治体発表サイトを一覧化しました。

東京23区各自治体のコロナワクチン接種情報リンクはこちら

市町村名自治体ホームページURL(新型コロナワクチン接種について)
千代田区https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kenko/kenko/kansensho/korona-wakuchinsesshu.html
中央区https://vaccine-chuocity.jp/
港区https://www.city.minato.tokyo.jp/wakuchintan/corona_wakuchin/wakuchin1.html#a09-02
新宿区https://www.city.shinjuku.lg.jp/kenkou/yobo01_000001_00006.html
文京区https://www.city.bunkyo.lg.jp/hoken/kenko/yobousessyu/shingatacorona.html
墨田区https://www.city.sumida.lg.jp/kenko_fukushi/kenko/yobou_sessyu/covid-19/vaccine.files/keikaku.pdf
台東区https://www.city.taito.lg.jp/kenkohukusi/kenkokikikanrieisei/kansensho/kansenshoyobo/c19vaccine/c19vaccine.html
江東区https://www.city.koto.lg.jp/260502/goto.html
品川区https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kuseizyoho/kuseizyoho-koho/kuseizyoho-koho-sonota/coronavaccine.html
目黒区https://www.city.meguro.tokyo.jp/smph/kurashi/hoken_eisei/shinryo/yobosesshu/covid19/covid19_vaccine.html
大田区https://www.city.ota.tokyo.jp/cyuumokujoho/infection/covid19_wakuchin/wakuchin.html
世田谷区https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/fukushi/003/d00190029.html#kaijo
渋谷区https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kurashi/kenko/kansen/corona_vaccine/info.html
中野区https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/407000/d030034.html
杉並区https://www.city.suginami.tokyo.jp/news/kansensho/covid-19/vaccine/index.html
豊島区https://www.city.toshima.lg.jp/496/2101181042.html
北区https://www.city.kita.tokyo.jp/wakuchin.html#taisyousya
荒川区https://www.city.arakawa.tokyo.jp/a004/kouhou/houdou/20210409.html
板橋区https://www.city.itabashi.tokyo.jp/kenko/kenshin/yobou/1030911/1030914.html
練馬区https://www.city.nerima.tokyo.jp/hokenfukushi/hoken/kansensho/2019-nCoV/vaccination_covid/wakuchin.html
足立区https://www.city.adachi.tokyo.jp/esekanri/corona-wakuchin.html
葛飾区https://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/1000050/1001797/1025562.html
江戸川区https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e053/bosaianzen/covid-19/vaccine/vaccine_info.html

各自治体の取り組みまとめ(2021年5月時点)

東京都

大規模接種の条件については以下の3点が挙げられます。

1 東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県に居住していること
2 区市町村から送付された接種券を持っていること
(65歳以上の方であって地方自治体から送付された接種券をお持ちの方が
7月31日までに2回接種できるように優先して受付)
3 今回が第1回目のワクチン接種であること

防衛省・自衛隊による新型コロナウイルスワクチン大規模接種の概要(防衛省・自衛隊)

練馬区

かかりつけ医による個別接種を中心に据えた「練馬区モデル」で話題となった当自治体ですが、75歳以上の住民向けに接種券配布を実施するも、大規模接種(65歳以上対象となっている)の開始により、65歳以上の高齢から「接種券が届いていない」という苦情を受ける事態となり、区長が政府に対し苦言を呈しています。

練馬区では、6月1日からこのかかりつけ医の個別接種が各医療機関で始まり、区独自の取り組みとしては更に注目されます。

中野区

東京都23区で最も早く高齢者接種を開始した中野区では、 中野区新型コロナウイルスワクチン接種実施計画(概要)(令和3年5月)  を公開、9月までの一般向けのワクチン接種に関するスケジュールを明示し、またYouTubeで接種の流れを公開するなど、先進的な取り組みがなされています。

世田谷区

世田谷区では、より最新の情報が区民に行き届くようにSNSの活用が成されています。予約受付状況の速報や、予約システムに関する情報を配信しており、これに続くように港区でもTwitterアカウントの開設が確認されました。
世田谷区コロナワクチンTwitterアカウント 

この他にも、自治体専用アカウントで、YouTubeチャンネルを開設し、区長のメッセージを配信するなど、各自治体で情報発信の方法に工夫が凝らされています。

新型コロナワクチン接種予約受付のために開発された「RESERVA予約システム」とは

練馬区は、かかりつけ医による個別接種を中心に据えた「練馬区モデル」が話題になりました。6月1日以降は各医療機関でかかりつけ医による個別接種が始まり、区独自の取り組みとして更に注目を集めています。

こうした背景から、RESERVA予約システムは2021年4月以降、自治体に限らず医療機関から導入相談の問い合わせ件数が増加し、診療所などでの導入が進んでいます。

26万の事業者・官公庁に導⼊されている国内最⼤級のSaaS型予約システムRESERVA(https://reserva.be/)は、新型コロナワクチン接種の予約受付に特化したシステム「新型コロナワクチン接種予約システム by RESERVA」を提供しています。2021年5月25日時点で、62の自治体と51の医療機関で導入いただいております。

詳細はこちら: RESERVA新型コロナワクチン接種予約システム 特設サイト

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現在、「新型コロナワクチン接種予約システム」のデモ相談会を実施中です。
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https://vaccine.reserva.be/

当社は今後も、政府や厚生労働省及び関係省庁の発表に応じて、コロナワクチン接種予約の対応に必要な機能を速やかに開発、独自の調査ノウハウを活かし、皆様のお役に立てるツール、情報を提供して参ります。

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