地方自治体の新型コロナワクチン接種状況|最新動向調査(全国700市町村)

地方自治体の新型コロナワクチン接種状況|最新動向調査(全国700市町村)

更新

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染被害に遭われた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。

当社が運営する予約システムRESERVAは「新型コロナワクチン接種予約システム」を提供し、全国の自治体ご担当者様の負担軽減を目指します。 当システムは人口5万人以下の小規模な都市・町村のほか、人口20万人を超える規模の自治体でも導入が決定しています。 (2021年4月6日時点で全国61の自治体で導入済み)

「新型コロナワクチン接種予約システム by RESERVA」特設サイトはこちら

新型コロナワクチンの接種は、2021年4月12日から高齢者へ優先的に行われ、以降は基礎疾患のある方、施設職員、夏頃には一般の方へと本格的に接種が進む予定とされています。(2021年4月6日時点)

当社が想定する予約システムを利用したコロナワクチン接種の流れ(医療機関⇔接種者)

世界のワクチン接種状況

2020年の12月から英国で接種が始まった新型コロナワクチンは、英アストラゼネカのワクチンを世界最大のシェアとして、ファイザー、J&J、モデルナ社が後に続き、各国の医薬品メーカーも開発を進めています。日本でも武田薬品工業株式会社をはじめ各社の開発が進められるも国産ワクチンの安定供給にはまだほど遠く、現状は海外産のワクチン輸入を基本とした接種スケジュールが組まれています。

日本経済新聞社によると、同社と英フィナンシャル・タイムズの集計で、新型コロナワクチンの接種回数が世界160カ国・地域で累計6億9428万回を超えた」と報じています。

日本のワクチン接種状況について、厚生労働省(新型コロナワクチンの接種実績)の発表では、2021年4月7日時点で、139万3,108人が接種を受けた(医療従事者)とされています。英国では人口の50%近くがワクチン接種をしており、米国でも30%超の人口が少なくとも1回目のワクチン接種を終えています。

日本の接種率はというと、人口1億2,000万人と試算すると、約1.08%(2021年4月7日時点)に留まる状況にあり、2021年4月12日から高齢者の接種が始まる自治体もある中で全国的な足踏みが揃わない実情があるようです。

日本政府の取組み

厚生労働省は、2021年3月29日に新型コロナワクチンに関する総合案内サイト「コロナワクチンナビ」を公開、接種までの手順や接種会場の探し方を案内しています。しかし、現状接種会場の検索は東京都内においてでも十分な情報提供までは閲覧できず、各自治体の情報配信が急がれる状況にあるようです。

日本企業の取組み

画像参照元: Yahoo!Map

検索エンジンを展開するYahoo!では、「Yahoo! MAP」において新型コロナワクチンの接種会場・医療機関の確認などができる機能を追加されています。PCR検査の普及と同じく、今後国民のワクチン接種への関心は非常に高くなるものと思われます。

またYahoo!では検索エンジンで、“市区町村名+コロナワクチン” と検索するとYahoo!くらしと連携した「対象者や受けられる時期、予約方法など」が分かる機能が搭載されています。システムを活用した情報配信が円滑なワクチン接種の肝となるのは言うまでもありません。

また、社員のコロナワクチン接種の状況について管理する企業側にとっては、一般の接種が開始した以降、システムによる情報管理が喫緊の課題として浮上しており、2021年はコロナワクチン接種をきっかけとした社内のデジタル化が求められています。

東京都八王子市の接種開始

東京都内において最も早く、高齢者への新型コロナワクチン接種が始まる八王子市については、多くのメディアが取り上げています。接種は2021年4月12日から、市役所や商業施設で行われ、初回1900回分の新型コロナワクチンについてコールセンターと予約サイトによる受付が、先着順で始まりました。

八王子市では、5日受付開始後90分で予約は埋まり、今後も各自治体においては限られた回数分をどのように運用していくか、判断が迫られています。(高齢者施設から接種する判断をした自治体もあり)

全国自治体のコロナワクチン接種準備状況(当社調べ)

こうした点をふまえ、当社は日本全国の自治体の接種スケジュール及び会場選定の状況を独自に調査しております。各自治体のホームページ情報などを中心にリスト化、定期的に情報配信して参ります。

全国自治体のうち、医療従事者を除く接種スケジュールについて

接種開始日を公式ホームページにて明示している自治体38.7%
接種時期について月日まで言及した自治体6.3%
「~月以降」の表現にとどめた自治体11.5%
「未定」と発表した自治体28.3%
コロナワクチン接種に関し公式ホームページで言及がない自治体 15.2%
合計100%

※N=700
※上記は2021年4月7日時点の各自治体の公式ページ情報に基づき作成

本調査から、自治体ごとのワクチン接種への取組み実態にはかなり進捗度合いの差が見られます。特に人口5万人以下の市町村においては、公式ホームページにて、コロナワクチン接種に関するページ公開もなされておらず、どのような体制で準備を進めていくか不明瞭なところがあります。(独自の回覧機能、ネットワークツールがある場合、本調査対象には含まれません。)

接種時期について言及する自治体においては、おおよそ、5月のゴールデンウイーク前後からの開始(高齢者)と発表されているところもありますが、それ以降の一般の方の接種時期については、言及されていない自治体がほとんどでした。

また、接種会場の選定、および医療機関への接種業務委託に関しても徐々に準備が始まっているようで、当社へも自治体及び医療機関のご担当者からのお問い合わせの件数が増加傾向にあります。

調査結果からみる考察

地域差

本調査結果によれば、1都3県及び感染者が減少していない地域の自治体においては、自治体の主導により、新型コロナワクチン接種のスケジュールが公開され、その具体的な日時や接種会場に関する情報が公開され始めていますが、北海道や沖縄の人口5万人以下の自治体においては、ホームページにおける情報公開もなされていないところも多くありました。

人口差

各自治体の人口と、新型コロナワクチン接種スケジュールの進捗に関する関連性については、全国で共通する傾向は見られませんでした。人口の大小よりも、人口における高齢者の割合については、都道府県ごとに見受けられ、都内で最も高齢者人口の割合が高い八王子市が最も早く接種スケジュールを公開されたように、感染規模と高齢者人口に注視されているものと予想します。

新型コロナワクチン接種予約受付のために開発された「RESERVA予約システム」とは

26万の事業者・官公庁に導⼊されている国内最⼤級のSaaS型予約システムRESERVA(https://reserva.be/)は、新型コロナワクチン接種の予約受付に特化したシステム「新型コロナワクチン接種予約システム by RESERVA」を提供しています。当システムは人口5万人以下の小規模な都市・町村のほか、人口20万人を超える規模の自治体でも導入が決定しています。

詳細はこちら: RESERVA新型コロナワクチン接種予約システム 特設サイト

新型コロナワクチン接種予約システム 特設サイト

<RESERVAの導入を決定したポイント・メリット>
1.導入決定後、最短5営業日で稼働
2.ワクチン接種オペレーションに特化した専門機能が豊富
3.システムが苦手なスタッフでもかんたんに使える分かり易い管理画面
4.26万社以上が使う国内No.1の予約管理システムという実績・信頼感
5.国内データセンターで情報を安全に管理(安心安全なセキュリティ体制)

現在、「新型コロナワクチン接種予約システム」のデモ相談会を実施中です。
デモ実演・相談会のお申し込みは、以下特設サイトの問い合わせからご連絡ください。
https://vaccine.reserva.be/

当社は今後も、政府や厚生労働省及び関係省庁の発表に応じて、コロナワクチン接種予約の対応に必要な機能を速やかに開発、独自の調査ノウハウを活かし、皆様のお役に立てるツール、情報を提供して参ります。

【免責事項】
当記事に掲載されている情報の正確性については万全を期しておりますが、RESERVA Digitalは閲覧者が当記事の情報を用いて行う一切の行為について、何らの責任を負うものではありません。新型コロナウイルス感染症については、必ず一次情報として、政府発表をご参照ください。

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