【あなたの読みたい1冊は?】一般開放されている蔵書数の多い大学図書館6選

【あなたの読みたい1冊は?】一般開放されている蔵書数の多い大学図書館6選

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「大学図書館」と聞いて、みなさんはまず何をイメージしますか。

多くの人が蔵書数の多さをイメージするのではないでしょうか。自分の住んでいる地域に大学図書館があるのに、利用したことがない、もしくはその存在を知らなかったという人も少なからずいるでしょう。

今回はそんな方に向けて、一般開放されている、蔵書数の多い大学図書館を5つご紹介します。

この記事を通して、自分の住まいの近くにある大学図書館や、行ってみたいと思える大学図書館に出会えれば幸いです。

各大学図書館の紹介

東京大学|総合図書館

東京大学の総合図書館は1877年(明治10年)東京大学の開学以来140年の歴史を有しており、120万冊の蔵書数を誇ります。

学外の方にも一定の条件・手順のもとで開放されており、国立大学所属の方、公私立大学所属の方、その他一般の方で条件が異なります。

・国立大学所属の学生:土・日曜・祝日を含む開館時間中の利用が可能です。(所属大学の身分証・学生証が必要)
・公私立大学所属の学生:平日(月~金曜)開館日の利用が可能です。当日9:00~17:00での入館手続き、および所属大学の身分証・学生証が必要です。所属大学図書館の紹介状を持参すると、2週間までの連続利用が可能です。
・その他一般:平日(月~金曜)開館日の利用が可能です。当日9:00~17:00での入館手続き、および氏名・現住所の記載がある公的な身分証が必要です。

また、東京大学には多くの図書館・図書室があり、総合図書館にない本も多数あるため、目的の資料が総合図書館にあるかどうかの来館前確認が必要とされています。確認には「オンライン蔵書目録(OPAC)」を利用します。
特定の資料ではなく、閲覧席など施設が目的の利用は基本的に入館できません。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、2021年7月1日現在、学外からの利用は不可。

詳しくは下記をご覧ください。
東京大学附属図書館 総合図書館

京都大学|附属図書館

京都大学には附属図書館をはじめとする約50の図書館・図書室が存在し、合計の蔵書数は約680万冊にも及びます。ここでは90万冊の蔵書数を誇る京都大学附属図書館をご紹介します。

京都大学附属図書館は学外の方にも一定の条件・手続きのもとで開放されています。
来館前に目的の資料があるかどうか、蔵書検索システム「KULINE(クライン)」での確認が必要とされており、1階の受付で身分証を提示し、入館手続きを行います。また、入館は図書館資料の閲覧・検索・複写に限定されており、自習室としての利用は固く禁じられています。
※団体見学(10人以上)の場合、平日12:00~13:30、土・日曜・祝日11:30~13:30の入館は制限されています。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、2021年7月1日現在、学外からの利用は不可。

詳しくは下記をご覧ください。
京都大学附属図書館

慶應義塾大学|三田メディアセンター

慶應義塾大学の三田メディアセンターは、人文・社会科学の専門図書館として、100年を超える歴史の中で270万冊の蔵書数を誇っています。

三田メディアセンターは学外の方にも一定の条件・手続きのもとで開放されており、早稲田大学・一橋大学に所属する学生と、その他の大学に所属する学生・一般でそれぞれ条件が異なります。

・早稲田大学、一橋大学に所属する学生:図書館相互利用協定を結んでおり、学生証・職員証の提示により利用可能です。
・その他の大学に所属する学生、一般:他図書館にない特定の資料を調査研究で利用したい場合に、館内閲覧、コピーサービスを受けることが可能です。(※18歳未満は入館不可)

所蔵資料に関する問い合わせは、所属機関の図書館や近隣の公共図書館を通じてのみ受け付けています。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、2021年7月1日現在、学外からの利用は不可。

詳しくは下記をご覧ください。
慶應義塾大学 三田メディアセンター

九州大学|附属中央図書館

九州大学中央図書館は、「次の100年を担う図書館であること~アジアのトップブランドとして~」を基本コンセプトに、350万冊の収容能力を誇る大規模図書館として2018年に開館しました。

九州大学中央図書館は、同学構成員に支障の出ない範囲で、学術にかかわる学習または研究・調査を目的とする方に開放されています。座席使用目的や、18歳未満の児童・生徒および大学受験生の利用はできません。
※大学の定期試験中(7月~8月初旬、1月下旬~2月)の利用を制限する場合あり

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、2021年7月1日現在、学外からの利用は不可。

詳しくは下記をご覧ください。
九州大学附属図書館 中央図書館

大阪大学|総合図書館

大阪大学附属図書館は、1931年の設置以来90年の歴史をもつ伝統的な図書館です。今回は、大阪大学附属図書館の中でも220万冊(2007年のデータ)以上の蔵書数をもつ、最大級の図書館である総合図書館を紹介していきます。

大阪大学総合図書館は学外の方にも一定の条件・手続きのもとで開放されています。一時入館と貸出利用で条件が異なります。
まず一時入館の希望者は、図書館の入口で図書館利用願を記入します。身分証・紹介状は必要ありません。
次に貸出利用の際は、図書館利用者票(貸出用カード)を申し込む必要があります。学術にかかわる学習、または調査・研究を目的とし、かつ本人が直接来館し、貸出・返却手続きができる20歳以上の方が図書館利用者票に申し込めます。
自習目的での利用は禁止されており、試験期間中(7月中旬~8月上旬、1月中旬~2月中旬)などに利用を制限する場合があります。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、2021年7月1日現在、学外からの利用は不可。

詳しくは下記をご覧ください。
大阪大学附属図書館 総合図書館

北海道大学|附属図書館

1876年の札幌農学校書籍室を起源とする北海道大学附属図書館は、北海道大学の4つの基本理念「フロンティア精神」「国際性の涵養」「全人教育」「実学の重視」に基づき、知識の交流と創成の場とするために設置されました。

全館、電子リソース合わせて190万冊を超える蔵書数を持つ北海道大学附属図書館は、学外の方にも一定の条件・手続きのもとで開放されています。一般の利用目的別の条件は以下の通りです。

・1日限りの利用(閲覧のみ):「一日利用証」を発行して利用します(身分証明書が必要)。
・貸出を希望する場合:図書館利用証を申請し、郵便で受け取ります(図書館利用証交付申請書、郵送用の定型封筒、身分証明書)。図書館利用証の提示により、貸出可能になります。貸出利用が可能な方の詳細などはこちらをご覧ください。
・北大所蔵資料の借用、複写:所属大学等の図書館もしくは最寄りの公共図書館を通じて所蔵資料を借用・複写できます。借用の際は「蔵書目録」で所蔵している図書館、室を確認のうえ申し込みます。それぞれの申し込み方法、注意事項などの詳細はこちらをご覧ください。
・見学のみの場合:身分証の提示により、1時間以内の見学が可能です。(館内資料の利用は不可)

高校生以下・予備校生・小さい子ども連れの方の利用は制限されていますが、見学のみの場合、高校生以下も可能です。また、図書館資料の利用を目的としない座席のみの利用は禁止されています。

詳しくは下記をご覧ください。
北海道大学 附属図書館

図書館利用と予約システム

各大学で利用手続き、条件などが詳細に記載されており、事前に利用のための手続きが必要な大学も多くあります。大学図書館の利用申し込みに予約システムを導入することは、業務の効率化を図るうえで有効な手段になりえます。今まで窓口で行っていた申し込み手続きをオンライン化し、利用当日は身分証などの提示のみで入館できるようにすることで、大学図書館・利用者双方の負担を軽減し、申し込みのハードルを下げられます。
さらに、今まで大学ホームページから申し込みを行っていた場合も、RESERVA予約システムのサブ管理者設定機能や、IPアドレス制限機能などによって、さらなるセキュリティの強化も見込めます。

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まとめ|関連記事

今回は、一般開放されている蔵書数の多い大学図書館をご紹介しました。どの大学も非常に多くの資料を所蔵しており、蔵書検索機能や詳細な手続きによって膨大な資料を管理していることがわかります。
この記事を通して、みなさんの学習・研究・調査に役立つ、行ってみたいと思える大学図書館に出会えれば幸いです。

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【さいごに】
本コンテンツに記載されている情報は、2021年7月時点のものです。今後、新型コロナウイルス感染症の状況などによって、各大学の利用条件・手続きが変更される場合がございます。

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