アフターコロナの展望!飲食店やイベント業者が今準備すべき10のこと

アフターコロナの展望!飲食店やイベント業者が今準備すべき10のこと

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「ウィズコロナ」を耐えしのぐ昨今ですが、いち早く「アフターコロナ」を迎え、日常が戻ることを様々な業界が期待しています。
「コロナ禍が終わって、果たしてまた以前のようにお客様は来てくれるのだろうか」と不安に思っている方はいないでしょうか。
今回は、そんな方々のために、アフターコロナ期のために準備しておくべき10のことをご紹介します。

ウィズコロナ期|進むデジタル化

2020年、コロナ禍によって私たちの生活は一変しました。多くの変化の中で最も私たちに影響を与えたのは、デジタル化でしょう。ビデオチャットサービス「Zoom」を使用したミーティングや、在宅勤務の普及など、デジタル化によって実際に対面せずともできることが増えました。
「いつかは変わらなければ」と思いながら後回しにされてきたデジタル化が、コロナ禍を通して一気に進んでいきました。

デジタル化による在宅勤務で、仕事を終えた後にすぐにご飯を食べられたり、今まで通勤に使っていた時間が浮いたりと、メリットを感じた人も少なくないはずです。しかし、そんな中で多くの産業が打撃を受けていました。当記事では飲食店、イベント業についてお話していきます。

コロナ禍の飲食店への影響

コロナ禍を通して、飲食店は大きな打撃を受けました。
飲食業界をデータで分析するFoodist 食と世界をつなぐWebマガジンによると、

全体の売上高は、政府から「緊急事態宣言」が発出された4月が前年同月比39.6%減と単月で最大の減少幅だった。その後は徐々に回復傾向にあったが、8月をピークとした「第2波」、11月以降の「第3波」と、新型コロナウイルスの感染再拡大があったことなどから、年間で大幅に落ち込んだ。

業態別でみると、落ち込みが最も小幅だったのは「ファストフード」で3.7%減。テイクアウト・デリバリー需要に支えられ、「洋風」は前年を上回り6%増と好調だった。一方で、店内飲食が中心の業態は軒並みダメージを受けており、「ファミリーレストラン」は22.4%減、「喫茶」は31.0%減、「ディナーレストラン」は35.7%減。なかでも落ち込みが顕著だったのは「パブレストラン/居酒屋」で、49.5%減と前年の約半分の売上高だった。

Foodist 食と世界をつなぐWebマガジン「2020年の『外食売上』、コロナ影響で過去最大のマイナス。居酒屋は前年比49%減」より引用

との調査結果があり、最も影響を受けていないファストフードでさえも前年比売上3.7%減と、業態を問わずコロナ禍によって打撃を受けていることがわかります。

コロナ禍のイベント業への影響

また、コロナ禍において多くのイベントが中止、無観客化をせざるを得なくなりました。アーティストのライブや、大学の入学式など、大きなイベントが軒並みその影響を受けています。

「新型コロナ対策でライブの延期・中止相次ぐ Perfume、EXILE、米津玄師…」 – ORICON NEWS 2020.2.26
「明治大が入学式中止 新型コロナ拡大受け」 – SankeiBiz(サンケイビズ)2020.3.12

緊急事態宣言解除後|デジタル化の中でも依然重要視されるものとは

2021年1月に2度目の緊急事態宣言が政府から発令され、3月21日に解除されました。解除後、飲食店の集客状況がどうなったのか見てみると、

新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の解除後、初めての日曜日となった28日までの飲食店の来店人数が、緊急事態宣言期間中に比べほぼ倍増したことが分かった。宣言解除に伴い営業時間が午後8時から午後9時まで1時間延長され、消費者の外食需要が高まったことが客足の回復につながったとみられる。

SankeiBiz 「緊急事態宣言解除で…飲食店の客足『ほぼ倍増』 Go Toイート開始時の水準まで回復へ」より引用

とあるように、飲食店の客足が回復傾向にあることがわかります。

さらに、スマートフォンアプリ「LOCARI」を運営するWondershake社が実施した「アフターコロナに関するアンケート」では、「新型コロナウイルスが落ち着いたらやりたいこと」の項目で、外食・会食が65.3%を獲得し2位にランクインしました。イベント業についても、先ほどのアンケートでライブやフェスが33.3%を獲得、7位にランクインしています。
アンケート全体の結果は以下の通りです。

アンケート結果を見てもわかる通り、コロナ禍によって社内システムや会議などではデジタル化が急激に進みましたが、その中でも実際に集まり五感を共有することでしか得られない経験というものは、人々にとって依然重要であることがわかります。

以上のことから、アフターコロナ期に移行していくにつれ、飲食・イベント業の客足も徐々に回復していくことが期待できます。

アフターコロナ期に向けて準備しておくべきこと

アフターコロナ期に向けて飲食店、イベント業の客足は回復していくことが期待できますが、コロナ禍を通して高まった人々の衛生意識などから、コロナウイルス流行前の状況に完全に戻るとは言えません。今の時代に適応した対策を講じていくことで、さらなる集客が見込めます。

飲食店が準備しておくべき5つのこと

1.ネット予約サービスで予約をスムーズに

従来の、店舗に電話をかけて予約を取るという予約の形式だと、お客様が面倒に感じる可能性がある上に、店舗側への負担も大きいです。
そこで、ネット予約サービスを導入することで、お客様はサイトに必要事項を打ち込むだけで予約でき、さらに店舗側もお使いのPCからすぐに予約状況を確認できるようになります。

たとえばRESERVA予約システムでは、上記のことに加えて、

  • 感染予防対策実施の文言をサイト情報に記載
  • サイト情報の写真を感染予防対策している画像に変更
  • 予約時のアンケートにコロナウイルスに関するチェック項目を設ける
  • コロナウイルス関連の情報をメールにして自動配信

これらの機能で自身の店舗がコロナ対策を徹底していることをお客様にアピールできます。

予約サイトは、ネット予約の際にお客様が必ず目にするサイトです。だからこそコロナ対策への取り組みを確実に周知し、お客様が安心して店舗に来られるようにしましょう。

RESERVA予約システムの利用はこちらから

2.徹底して店内を清潔に

アフターコロナ期が訪れたとしても、人々の高まった衛生意識が元に戻るとは言えません。だからこそ、今まで以上に店内を清潔に保っておくことが大切です。
飲食店では食器などを使いまわすことが多いでしょう。そこで食器は洗浄・消毒・殺菌の3段階で清潔に保ち、タオル、手袋などについても、ペーパータオルや使い捨て手袋で可能な限り使い捨てに切り替えていくことが重要です。

そしてこれらの取り組みを徹底したら、忘れずにホームページや予約サイトに記載、お客様に周知しましょう。

3.注文・決済の多様化

支払いの時、現金をあまり触りたくないというお客様もいます。そこで注文や決済を多様化し、お客様の幅広いニーズにこたえることが重要です。

具体的には、

  • オンライン注文、オンライン決済
  • 店舗での支払いでもキャッシュレス決済を促進
  • デリバリーサービスの導入

などがあげられます。

4.お店に足を運ぶことでしかできない体験

デリバリーサービスの導入がメジャーになってきても、「やはり実際の店舗への集客を増やしたい」という事業者様もいます。

そんな時は、お店に実際に足を運ぶことでしかできない体験を提供するのもひとつの手です。店舗内の雰囲気をおしゃれにしたり、料理到着時にその場で何かのサービスを提供したりなど、店舗でしかできない体験があってこそ、お客様は実際に足を運ぼうと思うはずです。

たとえば、落ち着いたおしゃれな雰囲気のカフェや、料理が到着したときにその場でオムライスのふわふわのオムレツを切って開いてくれるサービスなど、見たことがある人も多いと思います。
そのようなサービスがSNSなどで拡散され、実際に店舗に足を運ぶ人が増える、というわけです。

店舗への実際の集客を増やしたいとお思いの事業者様、ぜひお店ならではのサービスを検討してみてください。

5.来店後アンケートを実施

コロナ禍が人々にとって初めての出来事であったように、アフターコロナも人々にとって初めての出来事です。それはお客様、事業者様どちらも変わりません。

そこで、来店後アンケートをインターネット上などで実施することで、お客様の意見を取り入れつつより時代に適したサービスが提供できるようになります。

来店前の印象をアンケートで聞き、自身の店舗のコロナ対策は十分に周知できていたのか確認したり、来店後の印象をアンケートで聞き、来店前と印象が変わったかどうかを調べたりなど、アンケートにはさまざまな活用方法があります。

イベント業が準備しておくべき5つのこと

1.ネット予約サービスで予約をスムーズに

従来、イベントの予約は電話での予約や、オンラインで予約してからコンビニなどでチケットの代金を払う、という形が多かったです。これらの形式だと、電話対応で運営側の負担が重くなったり、コンビニでの代金支払いでお客様が面倒に感じたりしてしまいます。
そんな悩みを解決するのがネット予約サービスです。ネット予約サービスを使えば、お客様はサイトに必要な項目を打ち込むだけで予約でき、代金の支払いをオンラインで済ませることもできます。さらに、運営側も管理画面から予約情報をすぐに確認できるため、負担も軽減されます。

たとえばRESERVA予約システムでは、上記のことに加えて、

  • 感染予防対策実施の文言をサイト情報に記載
  • サイト情報の写真を感染予防対策している画像に変更
  • 予約時のアンケートにコロナウイルスに関するチェック項目を設ける
  • コロナウイルス関連の情報をメールにして自動配信

これらの機能で自身のイベントがコロナ対策を徹底していることを参加者にアピールできます。
予約サイトは、ネット予約の際にお客様が必ず目にするサイトです。だからこそコロナ対策への取り組みを確実に周知し、お客様が安心してイベントに来られるようにしましょう。

RESERVA予約システムの利用はこちらから

2.徹底して会場内を清潔に

アフターコロナ期が訪れたとしても、人々の高まった衛生意識が元に戻るとは言えません。だからこそ、今まで以上にイベント会場を清潔に保っておくことが大切です。

イベントでは同じ会場を複数のイベントで使う機会が多いです。そのため、参加に不安を覚えてしまうお客様も一定数います。
そこで、会場の除菌・消毒を徹底し、それをホームページや予約サイトに記載、お客様にしっかりと周知しておくことがやはり重要です。

3.オンライン参加/オフライン参加を選択可能に

対面でのイベントが開催できるようになっても、自身や家庭の判断から「今はまだオンラインで参加したい」という人も一定数います。
そこで、オンライン参加とオフライン参加、どちらにも対応できるようにしておくことで、お客様のニーズに答えやすくなります。

状況から安全性を重視してオンラインで楽しみたい人、オフラインで実際のイベントの空気を楽しみたい人、どちらも満足できる選択肢を用意しておくことがこれからの時代重要になります。

4.会場内ルールなどの事前周知

事前に会場内ルールなどを確実に周知しておくことも重要です。

会場内ルールや、持ち物、入場拒否の条件など、お客様が疑問に思うことは多くあるはずです。それを事前に周知しておくことで、イベント本番でのトラブルを回避しやすくなります。

5.イベント後のアンケート集計

コロナ禍が私たちにとって初めての出来事であったように、アフターコロナも私たちにとって初めての出来事です。それはイベント運営側もお客様も変わりません。アフターコロナ期に入っても、依然手さぐりで運営を模索していく必要があるでしょう。そのことに頭を悩ませている事業者様も多いと思います。

その悩みを和らげてくれるもののひとつに、イベント後アンケートの実施があげられます。参加してくれたお客様にイベント運営の改善点、またはよかったところを聞いていくことで、情勢に適応したイベント運営を目指せます。今まで運営者だけでは見えてこなかったことが、お客様の声から見えてくることもあるはずです。

以前からアンケートの実施は運営の改良に有効な手段でしたが、コロナ禍、およびアフターコロナ期においては、お客様の声を取り入れることがより一層有効な手段になります。

まとめ|関連記事

いかがでしたか。今回は、アフターコロナに向けて飲食店・イベント業が準備しておくべきことについてお話ししました。

RESERVA Digitalでは、RESERVA予約システムの機能紹介や、店舗の集客ノウハウなどの記事を多数発信していますので、興味がありましたらぜひご一読ください。

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【さいごに】
本記事に掲載されている内容は、2021年4月時点のものです。今後、政府発表の新型コロナウイルス感染症情報が変更される可能性があります。

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